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この素晴らしき世界に爆焔を!

この素晴らしい世界に爆焔を! (アニメ) | 無料動画・見逃し配信を見るなら | ABEMA

 

[この素晴らしき世界に祝福を」のメインヒロイン三人のうちの一人。アークウィザードという魔法の上級専門職である「めぐみん」に焦点を当て、めぐみんが本編で主人公達とパーティを組むまでのお話を物語にしたものである。

 

主人公「めぐみん」(本名)は生まれつき知能と魔力が高い事で有名な紅魔族の中でも優秀な魔力と知力を持ち、将来を嘱望されていた。

 

しかし彼女が里の中で優秀な成績を残し、学業を修めていたのはこの世界で「ネタ魔法」と呼ばれる爆裂魔法を習得する為でした。

爆裂魔法はあらゆる魔法の中でも最も高い攻撃範囲と火力を持つが、あまりの消費魔力の高さから一日一発しか打てない。あまりに広い攻撃範囲と高すぎる火力のため使い所が限定される。

一生をかけて努力して爆裂魔法を習得しても消費魔力を補えず放つことも出来ないかも知れない。と威力を犠牲に大きなデメリットをもつ魔法を習得するまでの学生時代を描いた物が前半。中盤では里を出て、本編主人公達の居る「アクセル」へ向かうまでの道中。後半「アクセル」の町でめぐみんが本編に至るまでの出来事を描いています。

 

基本、テンポの良いギャグテイストで描かれているため、作品中に大きなストレスがありません。

本編を知っている方だとめぐみんの性格に少し違和感を感じるかも知れません。

あれ?」この子ってこんな酷いことする子だったっけ?と

むしろこの作品での経験を経て、本編での良い子だけど頭のおかしい紅魔の子が完成したと言える、この子の人格形成の過程を見ることが出来る貴重な作品でした。

 

まず最初に私は「この素晴らしき世界に祝福を」シリーズを本編アニメをすでに視聴済みで有り、と発売中の小説のほうでも読了している。その為、このアニメを観ていて所々出てくる、ちょっとしたネタに、にやりとしながら観ていたが特に他のシリーズを観ていないと本作を楽しめないというわけでは無い。

こういったスピンオフ作品の善し悪しの条件では無いが、他のシリーズを観ていないと楽しめないし世界観が分からないといった物では無かったと思う。

ただ他のシリーズを知らないと作中に意味深に出てきた伏線や単語。くどいくらいに視界の隅に写った謎の人物は一体何?となるかも知れない。

それらの伏線は全て「この素晴らしき世界に祝福を」本編で回収される。

 

この作品を出発点として「このすば」シリーズを知っていただけたならばぜひそのまま、本編も見て欲しい。この作品にはツッコミが得意なキャラが少なかったため主人公であるめぐみんが突っ込みを担当していた部分があったが本編においてはこの子も立派な、ぼけ要員である。どうせならキャラとネタな豊富な本編を知って欲しいという気持ちが強い。

このアニメを通じて本編を観て欲しいとばかり書いてしまいましたが、この作品が本編よりも素晴らしいとまず真っ先に感じた点は主人公「めぐみん」が爆裂魔法に強い憧れを抱くきっかけになった出来事として、とある魔道士が幼かっためぐみんに爆裂魔法を見せたことがきっかけになっているのですが、この際の爆裂魔法のエフェクトが凄まじく綺麗。

幼い子供の一生を決定づける出来事なのでもしかしたらめぐみんの記憶の中の爆裂魔法なのかも知れませんが、魔力が放出される際の色や魔力の流れの演出。強力な火の玉が目標に突き刺さり目標の周囲を炎と炎による爆風が回りをなぎ払う。めぐみん自身もその光景が素晴らしく爆裂魔法に憧れたと作中で明言していますが、視聴者側にも分かるレベルで他の魔法と比較して綺麗な演出で描かれていたと思います。

 

新世界より

 

あらすじ

1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身につけていた。

しめ縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々は化けネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は同級生達と町の外へ出かけ、先史文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。禁断の知識を得て早希たちを取り巻くかりそめの平和は少しずつ歪んでいく。

 参考 新世界より (小説) - Wikipedia

 

基本的にはアニメは5人の少年少女達のグループに属する渡辺早希の視点で進んでいく。このアニメの面白いところは最初から最後まで、見ている側に主人公以上の情報を与えてこないという点だと思う。

常に、何かおかしい。何かに違和感がある。でも何かは分からない。物語が進むにつれ、違和感の正体がはっきりするが、はっきりしただけ。知識を得てもその知識を得て何かが出来るわけでは無い。だから作中ずっと何か不安。と言う状態で最終話まで続いていく。

ネタバレになってしまうので深くは書けないがこの作品中では人間のメンタルのもろい部分を拡大解釈してIFの未来を描いたというイメージを受けた。作品中主人公は何度も危険な目に遭う。何度も命の危機に遭遇する。そしてそれを「呪力」とよばれる超能力で「敵」を排除することで危険から身を救う。

この作品の怖いところは、武力を使用する明確な敵は居るが明確な悪意は何処にも無い。歪んでしまった善意や平和への渇望。社会正義が主人公達を危機に陥れ。後半で現れる明確な敵でさえも、殺意や悪意、支配欲や権威欲と言った物とは別のところで襲いかかってくる点だと思う。

何をしても、何を犠牲にしても結局何もすっきりしない。何も解決しない。だけどこの先への希望を残しながら、結局具体的に何も変らない。

敵を倒して終わり!もうこれで世界は平和だしやられた方もすっきりしたね!という終わり方では無いが、人間ってそういう種だよね。って思わせてしまう説得力があった。

 

 

キャラデザインや明るめの画像から、青春物か、まぁ少し変った世界観での子供達の生長物語と思ってみた私は何も悪くない。

 

これからこの作品を観ようと考えている方はぜひ一気に観て欲しい。最後まで観ないとずっと不安が残る、でもその不安を解決するためには先を観ないといけないのに観れば観るほど不安になる。

不思議な感覚ですが不安を解消したい、というその気持ちだけで一気に観ることが出来る作品でした。

 

作品の全体の雰囲気の中ではおそらくどうでも良い部分なのかも知れませんが、さすが1000年後の日本。同性愛は当たり前に受け入れられていました。

その辺の細かな設定はどうなっているのか小説が原作のようなのでそちらでは細かく書かれているのかも知れません。

子供達の「両親」の描写はおそらく全て男女の組み合わせだったと思いますが学生達の「恋人」の描写は男女ともに同性が多かった気がしました。社会制度的に恋愛と結婚、もしくは繁殖は別とかって考えられているんですかね。